最近の音楽

 今日、職場の研修会みたいなものがあってそこでいろいろ話をきいたのですが、そこで現代の商業音楽の製作についてちょっと興味深いことを聞いたのでそれを。今の商業音楽はほとんどがコンピュータで作られるのは皆さんご承知でしょうが、なぜかというと、生楽器でレコーディングするとその楽器の分だけ演奏者が必要になり、よって人件費も発生するので、アルバムなんかをフルで生楽器で製作しちゃうと軽く家1軒分の予算になるらしいです。そこで登場するのがいろいろな音が出せるコンピュータであって、初期費用はかかるけどトータルで考えればいちいち発生する人件費よりもはるかに低予算で製作できるのだそうです。実際バンドなんかでも、生でいれるのは歌とギターぐらいで、あとはコンピュータで入れるケースが多いらしいです(全部ではないでしょうけど)。
 演歌なんかは、CDはほとんど売れないので低予算で作るしかなく、歌以外のオケは全てコンピュータらしいです。このオケがそのままカラオケに転用できるので、演歌のカラオケはほとんどが原曲と同じらしいですw
 そこで我らがハローに当てはめてちょっと考えてみたのですが、今まで寺田大先生作詞作曲で編曲はほとんどがハロー専属の音楽チームでまわしているのですが、これはプロデューサーが大先生だという大前提があるにせよ、予算的な面からの理由づけもあるかもしれませんね。そこで昨今のように曲の製作を一部にしろ外注するとなれば、そこそこ予算的な面もかかるでしょうから、楽曲主体でみれば「なんだよ大先生そろそろ限界ですか?」とみられるのでしょうが、プロジェクト的からみれば外注できるくらい予算は確保できるわけだからその分だけプロジェクトが大きくなっていっているとみることもできると思います。だからそれはそれでいいことではないのかと。ただしこれはあくまで私の推測であり実際のところは知らないのでなんともいえませんがね。