W杯によせて

 ジダンの「頭突き」について。
 報道されているように、マテラッツィの差別発言が原因とかそうでないとか。
 真偽のほどはわかりませんが、そういうのが日常茶飯事というかあたりまえのような雰囲気みたいですね。


 今朝、ラジオで聞いたのですが、欧州の諸リーグに行っている日本人選手も同じようなことを受けているみたいです。
 日本人選手が言われている主なことは、「実力がないくせにスポンサーの力だけでここまできたのだろう」みたいなことらしいです。
 こういうことは、報道にはのりませんからね。まさにサッカー界の裏の事情っていうものでしょう。たまたまジダンが頭突きをしたから分かったようなもので。


 まぁ、こういうことは、「サッカーは、言葉でも格闘技をしているんだ!」みたいなことを言えばかっこいいのでしょうが、問題はそうではないでしょう。あきらかに、人権問題であるわけで。そういう考えがまかり通っているサッカー界に、ちょっと失望しましたね。これは、モラルの問題。個々のそうですし、もちろんサッカー界全体のしてのも。
 聞いたラジオの中では、「こういう(人種差別的な発言などの)問題についてサッカー界はメジャーリーグより50年も遅れている」と言ってました。FIFAはしっかりと調査をしてもらい、今後そういう風土をなくすようなんとかしてほしいです。暴力以外なら、勝つためには何をやってもいい、ってものじゃないでしょう。