楽曲大賞1位の遍歴
昨日から楽曲大賞97-06の受付が始まりました。そこで、楽曲大賞で過去1位になった曲をピックアップしてみました。
年 | 曲名 | アーチスト | 得点(P) | 投票数(N) |
---|---|---|---|---|
2002 | I&YOU&I&YOU&I | タンポポ | 238 | 265 |
2003 | スクランブル | 後藤真希 | 471.5 | 613 |
2004 | 浪漫〜MY DEAR BOY〜 | モーニング娘。 | 537.5 | 885 |
2005 | スッペシャルジェネレーション | Berryz工房 | 1001.5 | 1156 |
2006 | 青空がいつまでも続くような未来であれ! | モーニング娘。 | 838.5 | 956 |
こうしてみていくとこんな年にこんな曲が支持されていたんだなぁ、と歴史的資料としても秀逸になっていることがわかります。
得票数は、2005年までは右肩上がりでしたが去年落ち込みました。1位の得票数もだいたいそれに比例していますね。
しかしこの数値だけではそれだけしかわかりませんので、ちょっと数値を加工してみてそれぞれの1位の特色や傾向などをみていきます。
ここで、それぞれの年の1位の得点をP、投票数をNとします。
P/Nをすると、1位の曲に一人当たり何点投票したのかということがわかります。
年 | 曲名 | P/N |
---|---|---|
2002 | I&YOU&I&YOU&I | 0.898 |
2003 | スクランブル | 0.769 |
2004 | 浪漫〜MY DEAR BOY〜 | 0.607 |
2005 | スッペシャルジェネレーション | 0.866 |
2006 | 青空がいつまでも続くような未来であれ! | 0.877 |
全てのP/Nの値に対して、P/N>0.5なのでどの1位の曲も皆5位以上の順位を付けていることがわかります。
面白いのは、2002〜2004は投票数も1位の得点も増えているのに、1人当たりの得点は年々下がっているということです。これは得票数が増えることによって選曲も分散傾向になったことなのでしょうね。しかし2005でまた上がり、2006ではさらに一人当たりの得点が上がっています。これは両曲とも得点の支持が高まったということですが、スッペジェネよりも青空のほうがより得点を集めていることを物語っていますね。
つぎに、1位に入れた点数を仮に皆デフォルトの3点だったとします。この数字をmとします(つまり、m=3)。すると、P/mは、仮に1位を皆3点として投票したときの1位を入れた人の人数、を表します。
年 | 曲名 | P/m |
---|---|---|
2002 | I&YOU&I&YOU&I | 79.3 |
2003 | スクランブル | 157 |
2004 | 浪漫〜MY DEAR BOY〜 | 179 |
2005 | スッペシャルジェネレーション | 334 |
2006 | 青空がいつまでも続くような未来であれ! | 280 |
mは定数ですから、P/mの値は当然Pの値と増減が同じになります。そうすると、スッペジェネが一番1位をつけた人の数が多い、ということになります。
でもこれを全体の投票者との割合を考えたらどうなるでしょうか。P/mをさらにNで割ってみます。
年 | 曲名 | P/Nm |
---|---|---|
2002 | I&YOU&I&YOU&I | 0.299 |
2003 | スクランブル | 0.256 |
2004 | 浪漫〜MY DEAR BOY〜 | 0.202 |
2005 | スッペシャルジェネレーション | 0.289 |
2006 | 青空がいつまでも続くような未来であれ! | 0.293 |
そうすると、だいたい2割〜3割くらいに落ち着き、スッペジェネよりも青空の方が1位にしている人の割合が多い、といえます。
こんな感じで、ちょっと数字で遊んでみました。これ以外にももっとなにかいい計算とかありますかねー?
でもこうしてみると、歴代1位の曲もいろいろな背景が見えてきますね。
※表なんですが、はてな表記でかいたので罫線があわられません。たぶんCSSの関係でしょうが、いじっているのが面倒なのでとりあえずそのまま罫線無しで掲載します。