ウォッチン!みやぎ大卒業式…横山イズムの終焉

 今日の「ウォッチン!みやぎ」で、気象予報士の斎藤さんが番組を卒業しました。
 思えば「ウォッチン!みやぎ」は、前MCの横山キャスターと斎藤気象予報士とで、二人三脚で作り上げてきた番組でした。去年の横山さんでの卒業式のとき、斎藤さんが、番組の初期のころは横山さんとあーでもないこーでもないとよく議論して番組を作ってきた、と言っていたのを思い出しました。そんな横山さんは、番組の最後の最後に直接斎藤さんに花束を渡しにきましたね。ちょっとだけTVに映りました。横山さんはだいぶ金髪になっていました。淳吾くんがもうちょっと気が利いたら横山さんもちょっとはコメントできただろうにね。まぁでも横山さんは今は裏方の仕事だから固辞はするでしょうけど。
 東京で斎藤さんといったら観月ありさみたいだけど、宮城で斎藤さんといったら、断然斎藤恭紀氏を指します!それくらい彼は宮城の朝の顔でした。「今朝斎藤さんが雨降るよって言ってたよ」と普通に会話で出てきます。そんな斎藤さんは、よく国分町で飲んでいますw(私は2回目撃しました)
 この斎藤さんって、そんじょそこらの気象予報士とだいぶ違うのですよ。よく言われるのが、予報の当たりはずれをちゃんを振り返り、はずれたときは葉ならず次の日謝ること。あとこれはあまり言われてないけど、自分の予報の手の内をよくしゃべるんですよね。よく出てくるのが高層天気図とか、断面天気図とか、予報のプロが使う資料を惜しげもなくさらしてそこから予報を解説したり、気象予報士の先輩からこれこれいういうことを言われた、とか、そういう予報の裏話なのかな、そういうこともどんどんしゃべっていくんですね。天気図自体をわかりやすく変えたりするのは良くありますが、予報をする「道具」までさらす人は、他にいないですよね。そういうところがこの人すごいなと思っているところです。そんな斎藤さんも今日で卒業。斉藤さんは涙もろいのですぐ泣くんですよねー。去年も泣いたし、今年も泣いた。でも今年は一から自分で作り上げた番組の卒業だったから、また特別な思いがあったでしょうね。なんか「またどこかの天気予報で皆さんにお会いできたら…」とか言っていたので、もしかして東北放送退社東京最進出家を泉に買っているのに?!とか思ったのですが、東北放送のHPを見たら、どうやら退社するらしいです。いやー、それはちょっとショック。でも仙台には残って何かしらやられるそうです。転向ではなかったのですね…。
 ※その「何かかしら」…河北新報県内版に載っていました。独立するそうです。人生勝負に出ましたね。泉の自宅に気象予報士を派遣する会社を作り、自らはしばらくマスメディアには出ないそうです。「やりたいことをやりきった」と言えるところがすごいね。まぁ、このままでは終わらない人だと思ってはいたので、これからも頑張って宮城の発展のために寄与してほしいです。
 これで、番組開始からの、横山−斎藤ライン、所謂「横山イズム」はウォッチン!からなくなりました。
 月曜からは、三橋アナ、昨日予想で出していた柳瀬アナ、そして続投の佐々木アナと安東アナ、天気は佐藤気象予報士の「新体制」が発足します。「横山イズム」は終焉しますが、その魂は新体制にも十分引き継がれるでしょう。特にTBCは、番組をリニューアルするとコケる、という悪い癖が昔からあるので、この新体制でなんとか持ちこたえてほしいな、と思います。TVではクールな感じの三橋アナがどれだけ暴走できるか?!が勝負かもねw マサくんは斎藤さんのような濃いキャラクターではないので、まんま斉藤さんの真似は絶対無理だかから、彼は彼なりの色で展開していけばいいんじゃないかな。そうすれば、視聴者もついてくるでしょう。