Nスペ・沸騰都市〜第3回 ダッカ

 かつて世界一の貧困国といわれたバングラディッシュ。この国の貧困層を救おうと活躍している世界最大のNGO・BRACの活動を通しての話。
 BRACは、銀行、デパート、インターネット会社などの事業を展開し、貧困層の人たちに何とか自力で働いてそこから脱却してもらえるよう活動をしている。銀行は、無担保で低金利、過去の商売の実績がなくてもお金を貸してくれる。デパートでは農村から民芸品などを仕入れ市価の3倍で売る。インターネット事業は、ダッカ市内は網羅し、次に農村部へ展開していっている。
 全体を通して印象的だったのは、「政府は何もしてくれない」と誰もがいっていること。政府は何をしているんでしょうね?そういえば、バングラディッシュの首都は、もうダッカではないのですよね。遷都して20年くらいたつのかな? → 違いますね。勘違いです。
 そしてみんな自力でなんとかして働いて稼ごうと頑張っている。皆その目は輝いている。こういう風景を見ると、働くことの意義を原点から考えさせられますね。やっぱり「働く」ってことは素晴らしいんだ。
 そんなバングラディッシュは、今では年6%の経済成長を遂げており、農村部からダッカへ続々と人々が職を求めて集まってくる。15年後には、ダッカの人口は倍の2,200万人なると予想されている。すごいね〜。