日本青年館

 きょうから、青年館で、℃のコンサートが始まりますね。「デビュー単独」と冠しているあたり、一昨年からのメジャーデビューへの積み重ねの総決算というべき意気込みを感じます。電撃的にデビューし、息つく暇もなくシングルを連続リリースしたベリとは全く違ったストラテジー。今日のコンサートの様子がどうなるのか、楽しみです。


 さて、日本青年館。先々週からオンステージで使用し、裕ちゃんのイベントもあったし、そして今週は℃コンサートと2月はハローがかなり使っていますね。この日本青年館は、その昔は「8時だヨ!全員集合」の収録も行われていたそうで、もし往時のままだったら、このように週末を押えてのコンサートというのは無理だったでしょうねー。


 この日本青年館神宮外苑に接しておりますが、「神宮外苑」って、聞いたことは何度もあるのですが、実際ここにあるんだと、今回の遠征で初めて知りました。一昨年も青年館に来ているんですけどね(^-^;
 私は11日の遠征のとき、青山一丁目交差点の近くのホテルに泊りました。青年館に行くときは青山通りを西進していったのですが、途中、だだっ広いいちょう並木の通りを見たときはびっくりしましたね。いつも地下鉄でスルーしている場所なので、東京にもこういうところがあるんだなぁ、と思いました。
 実は12日に、会場に行く前にこの神宮外苑を歩いてみたんです。いちょう並木から奥にある聖徳記念絵画館へ歩いてみたのですが、東京とは思えないぼど閑静でゆったりとしたところでした。っていうか、雑然としている東京の街の中で、幾何学的な構造をしているこの場所は、すごく違和感を覚えましたね。
 後で調べてみたのですが、神宮外苑(正式名称は「明治神宮外苑」)は、旧青山錬兵場跡地に、大正15年に完成されたもので、和の明治神宮に対し、洋の外苑として計画され造営されたそうです。その外苑の中心的な建物が「聖徳記念絵画館」、通称「絵画館」。リーフレットの通りでいえば、絵画館とは「明治天皇昭憲皇太后の御聖徳を永く後世に伝えるため」建てられたものだそうです。この建物がかなりでかいんですね!中には巨大壁画が80点展示されています。大政奉還を描いた壁画は教科書などに広く載っているので、「あぁ、これかこれか!」と思いながら見ていました。そしてこの絵画館の建物なんですが、昔の何かお役所かなんかの建物の転用かと思っていたのですが、そうではなくて、初めから巨大壁画を展示するためだけに作られた建物だと知ってまたびっくり!戦前の人はやることは違いますね。どこかの国の国会議事堂なみの立派さですよ。今週℃紺に行かれる方で、お暇のある方は、ちょこっとだけ建物だけでも見てみてはいかがでしょう?青年館の裏のほう、国立競技場に入ってすぐのところにあります。東京の中には、まだまだ「明治」が色濃く残っているんだなぁ、と思いました。