懐古主義

 せっかくヲタ生活も長くやっているので、昔のこともちょくちょく書こうと思います。

 ヲタはよく昔を懐かしみます。いわゆる「懐古主義」っていうやつですが、これって、時期によってそのさす「昔」が変わるんですよね。

 私がヲタになりかけたころは、市井さんが辞めたころでした。このころの娘。はラブマのブレークに始まり、恋ダン、そしてハピサマと、ダンスミュージック路線を突き進んでいました。これに対し、ラブマ以前からのヲタさんたちは、この連続するダンスミュージックに嫌気をさしていた人たちも少なからずいました。中には、娘。は今後5年後も10年後もずっとダンスミュージックを歌うだろう、と揶揄していた人たちもいました。そして、ラブマ以前への楽曲への回帰を非常に強く望む声も結構ありました。このころの「懐古主義」とは、ラブマ以前の時期を指します。

 ところが、5期加入後あたりになると、「昔は良かったね」というときの「昔」の時期が変わってきます。それまでは、「昔は良かったね」といえば「ラブマ以前の娘。は良かったね」ということでしたが、このころになると、そうではなく、「黄金の九人」時代を指すようになりました。「黄金の九人」とは、ピ〜スの時期の娘。です。このころになると、ヲタの主流が4期中心になり、4期から入ったヲタはラブマ以前のことはわからないわけですから、昔といってラブマ以前を指すことはもうなくなっていました。5期加入当時は5期についての評判はあまりよくありませんでしたから、なおさらそのようなことが言われたのでしょう。よって、この時期の「懐古主義」といったら、黄金の九人、そしてピ〜スを指すようになっていくのです。この変化を肌で感じていた私は、おおっ、と思いましたねw

 その後もちょくちょく変わってはいきますが、今はあまりそんなことは聞きませんね。梨華ちゃんの卒業で、4期主力体制が終り、現在は56期主力となっています。そんな中では昔への回帰の必要性はなくなっているように思います。今の娘。ヲタは今の娘。が好きだから。でも、今後56期から卒業メンバーがでれば、状況はまた変わってくるのでしょうね。